着床の条件をよくするためには子宮内膜の環境を整えることが重要なポイントのひとつになります。よく内膜の厚みがある程度必要だといわれますが、それはなぜかというと、卵が育つためには低酸素環境が重要だからです。
 卵というのは基本的に、子宮外でも育ちますし、そこで胎盤もつくっていきます。つまり、子宮内膜がなくても卵というのは本来、育つ能力があります。そう考えると内膜自体、それほど重要ではないと思われますが、我々の丸裸の細胞というのは、酸素5%、二酸化炭素6%、窒素という環境が一番育ちやすく、体外培養もそのような低酸素環境で行っています。
 卵管などを含め、体の中の多くは低酸素環境なのですが、子宮というのは血管の塊のような臓器で本来、高酸素環境です。そのため、着床の際には内膜がある程度厚くなることで血管から距離をとり、着床部位を低酸素環境にする必要があるのです。
 子宮内膜というのはホルモン値をよくして待っていれば、大抵は厚くなるものですが、なかには本当になかなか厚くならないケースもあります。
 その対策としては、当院では10年前からペントキシフィリン®という薬を輸入して服用してもらい、そのうえで抗酸化剤、ビタミンCやEを飲んでもらっています。これは、放射線治療で子宮内膜がほとんどない人に、ペントキシフィリン®を投与して妊娠したという論文に由来するものですが、実際、内膜が5mmくらいしかない人でも双子を妊娠したという症例もあります。
 また最近では、内膜が薄い人は、その時期だけでも抗酸化剤を大量に飲んで体全体を低酸素にして、体のいたるところで酸素毒を打ち消して細胞の成長をサポートしようということで、抗酸化ネットワークと呼ぶ複数の抗酸化物質を組み合わせたサプリメントを取り入れています。

浅田レディースクリニック
浅田義正先生

浅田レディースクリニック
浅田義正先生
名古屋大学医学部卒業。1993年、米国初の体外授精専門施設に留学し、主に顕微授精を研究。 帰国後、日本初の精巣精子を用いた顕微授精による妊娠例を報告。2004年、浅田レディースクリニックを開院。2006年、生殖医療専門医認定。2010年、浅田レディースクリニック名古屋駅前クリニック開院。
TEL.052-551-2203
愛知県名古屋市中村区 名駅4-6-17 名古屋駅前ビルディング3F

浅田レディースクリニック
薬剤師 関戸いづみさん

活性酸素は体内に侵入した細菌などを攻撃したり、体内の酸素反応を促したりするなど、私たちの体にとって大切な役割を果たしていますが、増えすぎればその強い酸化力で遺伝子やたんぱく質などを傷つけることもあります。加齢やストレスなどで減少する抗酸化物質を補うため、特に不妊治療中の女性に向けて開発された抗酸化作用に特化したサプリメントもあります。体のいたるところで複数の種類で発生する活性酸素に対抗するため、複数の抗酸化物質を厳選して組み合わせ、その相乗効果でより高い抗酸化作用を発揮しているのも大きな特徴です。
浅田レディースクリニック 薬剤師 関戸いづみさん
抗酸物質は成分そのものが酸化しやすい性質を持ち、他の細胞が悪影響を受けることを防ぐ役割を持っています。
強力な抗酸化作用を持ち、生活習慣病の予防や美肌にも効果が期待できると言われています。
ビタミンEの一種で、通常のビタミンEの約50 倍の抗酸化力と持つといわれ、スーパービタミンEと呼ばれています。
水溶性ビタミンの一種で、複数の活性酸素を消去し、トコトリエノールを再生する機能を持っています。
細胞エネルギーを作り出す力を持ち、抗酸化作用で脂質の酸化に対応します。20歳前後をピークに急激に低下し、外部から補う必要があります。
体の中の脂質をエネルギーに変換するのに欠かせない成分で、強い抗酸化作用を持ちますが年齢とともに減少するため、外部から補う必要があります。
抗酸化力が強く、紫外線によって発生する活性酸素の一重項酸素に対して、アスタキサンチンはビタミンEの約550倍、β-カロテンの40倍もの効果があることがわかっています。
妊娠した方は、どれぐらいの期間サプリメントを続けて摂ったか知ってる?

まずはAsadaサプリから